きものの聖地
松阪
伊勢神宮の内宮所管社である「機殿神社」では紡織の技術が脈々と受け継がれてきた歴史があり、「織物の神様」としても、京都西陣などから月参する人もいるほど信仰を集めています。
松阪のきものの歴史
松阪は、“織物の聖地”であり、したがって“日本のきもの布の原点”ともいえます。
それは、“衣服大祖”といわれる両機殿神社において、西暦5世紀頃から現在に至るまで約1000年以上にわたり伊勢神宮の大神に奉納する衣服地“御衣”を松阪市の井口中町と大垣内町の男女代表の方々が、毎年2回ずつ奉職の行事につつしんでたづさわり、心をこめて織り上げたのち、神御衣祭にて奉納されるための大役をはたしてこられたからです。